こうしたい
あぁしたい
なんて思えば
何かが通らないでも道は見える
行く先が遠くても
それぞれのペースで
歩くところから
はじめればいい
歩いていると
きっとそれを見てくれているはず
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::黄色い道::Canon EOS20D::広島県三原市沼田川土手にて
作成者アーカイブ: ろくろー
自分
あじさい
明かりの配列
錆び付いた棘
間
異次元への興味
長距離高速バスの旅は移動過程で全く情報を閉鎖されてしまう。
バスで往復した場合、目的地へもそうだが帰路においても同じ事。
そんな帰り道のバスは行きとは違った感情に飲み込まれることがある。
闇の中をひた走るバスの中にいると
狭いバスの外世界に異次元を感じてしまった。
どこか別の世界に実は繋がっていて
バスを降りれば別の場所へ行って戻って来れない。
その事に少しワクワクしている自分に出会ってしまう。
興味なのか逃避なのかわからないが
その感情が有ることに少し安心すら覚える。
痛いと感じるために自分の手を噛む
痛いと感じて安心するそんな感じだろうか。
そうするとある意味、私は麻痺して居るのではないだろうか。
とも思えてくるが、麻痺と言うより
興味への執着心が有ることに安心を覚えているのかもしれない。
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目をこらすとき
まず一歩目を踏め
ルールの中の異次元
長距離高速バスの中はいつも通り照明は落とされ窓にはカーテンでくるまれていた。
男性には少々過度に感じる冬場の車内の暖房の中
乗車前に下手にがぶ飲みしたアルコールが
私の体で熱を膨らませている。
頬を撫でるちょっした冷気を
窓際の右手が追いかけて
スカートの裾に手を入れるように
カーテンの中に手を滑らした。
ガラスのひんやりとした心地よい感覚が伝わってくる。
光がもれないようにカーテンにくるまるように顔をつっこみ覗いてみると
そこには万華鏡のような世界が広がっていた。
もしこれが自分の車の中だったらそう見え感じたのだろうか・・・
人と人が過ごすにはルールがありその為に制限を受けている。
しかし、その事を守りながらその上で自分で一歩前に踏み出せれば
もしかしたらもう一つの世界が見えるかもしれない。
::雨幕カーテン::車中::Canon EOS20D::(C)ろくろー
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