あっちからホーホケキョ
こっちからピーヨピピピ
サササーと風が葉を揺らす
どちらからかは
わからないけれど
一列に並んで順番に
僕に挨拶している気がするんだよ
「半分、青い」を見て
私の左耳は小さな頃から聞こえません。
ドラマの主人公と同じ1971年生まれの私はおたふく風邪により左耳を失いましたがその事は誰のせいでもありません。
きっと私の父母には大きな苦労と心配をさせたと思います。そのおかげもあり47年間無事生きてこられました。
学生の頃は耳の事を人に伝えることはありませんでしたが今では必要と思えば自分から伝えるようにしています。隠していた学生の頃の自分は内向的で誰の話にも耳を傾けようとはしていなかったのかもしれません。しかし耳のことを含め自分を伝えられるようになったのは向き合えたからの様な気がします。これは、私の周りに大切な人達がいると感じたからだと思います。
耳のことで悪いことだけがあった訳ではありません。
自分が聞こえない分相手に伝える事を大切に思えるようになった気がします。
伝えられたことを人より大切に感じる様に思っています。
気配を感じれない分、自然と見渡せるやりかたをとっていたりします。
そして悪いことを全てだめだと思わずその中の良い事を見つける事を考えようとします。
もし耳のことではなくともあなたが見守りたい人がいるなら
普通にそばにいて向き合って伝えてあげるのが一番大切だと思います。