松江水郷祭 弐日目-背水の陣

車中泊しようと宍道湖ふれあいパーク。明るい外の照明にさそわれカメムシが6匹ほど順番に現れては外に逃がす作業。時間とともにあの痛烈な香りは静まったのだが結局朝4時まで暑さとの格闘に負けて眠れずにいた。結局耐えきれず松江市内の快活CLUBへ避難し朝を迎える。水郷祭は2日にわたり打ち上がる花火大会。1日目の昨日を敗北したからには今日こそなんとか写真に納めたい。

風向きで惨敗した昨日とは反対方向にバイクを走らせ宍道湖周囲をロケハンに回る。何箇所か回った所でご年配の男性と会う。その方も花火ねらいのカメラマンだった。まだその場所にはその方以外誰も居なかったがその方の風情に惹かれ「わたしもこちらで撮ってよろしいでしょうか?」と言うことになった。
お話を聞けば去年この場所にておふたりで見た花火なんだが今はひとりでしか見られないということを聞く。それでも思い出にある写真をまた撮りに来たというお話だった。皆に伝わるきれいを撮るだけではなく自分の想いを撮る大切さもあることを教えられる。

あの人を偲んで

暗くなるに連れて周囲は人で賑はじめ例年人が集まる場所ということを教えられ今日こそは花火が撮れるかもと期待し始める。日が暮れ静まり返ったところに昨日と同じ「水郷祭」の文字が空に浮かんだ。

私なりに充実した2日間だった。山にも登ったし暑い中車に引きこもったりバイクも走らせたのだ。常に汗をかきべそをかき耐え忍んだ。しかし、今回の花火計画の裏で実は重要な「ダイエット大作戦」も並行遂行。意気揚々と帰宅後体重計にのった。
出発前より3kgも増えている。
どうやら思い出を沢山蓄えすぎたようだ。

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